イベント「映画監督 佐藤真と新潟と」 2017/9/15(金)〜10/15(日)企画展 / 9/23(土)〜10/6(金)上映会開催
9月〜10月にかけて、『阿賀に生きる』25周年、佐藤真監督没後10年の節目に、佐藤真監督のゆかりの深い土地、新潟にて、特集上映と企画展示の、一大イベント「映画監督 佐藤真と新潟と」が開催されます。東京の団地育ちで田舎を持たなかった佐藤真が、青年になってから出会い、自らの「故郷」となった土地、新潟。『阿賀に生きる』『阿賀の記憶』、牛腸茂雄、石塚三郎、佐藤哲三など、奇しくも佐藤真が惹かれるものの多くは、新潟の地と深い関わりがありました。佐藤真は新潟のどんなところに惹かれたのか。それらをつまびらかにする展示、上映、トーク、コンサートと、盛りだくさんの贅沢な企画です。
▪️特集上映[佐藤真が遺したもの]▪️会場:シネウインド
9/23(土)〜10/6(金)
連日豪華ゲストに加え、『阿賀に生きる』の発起人でもあり、新潟水俣病の原告である魅力溢れる老人たちとの窓口を開いた旗野秀人、また『阿賀に生きる』カメラマンであり、佐藤の親友にして良きライバルであった小林茂ら、強力な盟友たちのライブコメンタリー上映もあり。新潟ならではのディープな上映会になりそうです。
▪️企画展[映画監督・佐藤真の新潟ー反転するドキュメンタリーー]▪️会場:砂丘館
9/15(金)〜10/15(日)
佐藤真が牛腸茂雄や『気まぐれ美術館』の洲之内徹に興味を惹かれるきっかけをつくった張本人、大倉宏。(詳細は大倉宏『東京ノイズ』(ワイズ出版)、『日常と不在を見つめて』(里山社)をご覧ください)現在、新潟にまつわるアーティストの展示を手がける場、砂丘館の館長を務める大倉が盟友、佐藤の展示を手がけます。
*テレビ作品「写真で読む東京」(1996)上映決定!
9年ぶりの上映となる本作は1996年、NHKのETV特集として放映。東京と向き合った4人の写真家、荒木経惟、長野重一、桑原甲子雄、内藤正敏の写真をとりあげ、飯沢耕太郎をナビゲーターに写真と東京に迫る。
また、これらの上映会、企画展がより重層的に楽しめる書籍、『日常と不在を見つめて ドキュメンタリー映画作家の哲学』は各会場、また新潟市内では北書店、英進堂本店、BOOKS f3、ジュンク堂新潟店、紀伊國屋新潟店などで発売中。