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お知らせ

3/29(金)『みぎわに立って』刊行記念トークショー開催 対談:田尻久子(著者・橙書店店主)×豊田直子(装画・木版画家) 場所:橙書店

3月20日に田尻久子さんのエッセイ集『みぎわに立って』を刊行します(橙書店では20日より早く先行発売)。

本書の発売を記念し、店主の田尻久子さんと、本書の装画を描いていただいている、木版画家の豊田直子さんのお二人で、橙書店にてトークイベントを開催します。

 

対談:田尻久子(橙書店店主・著者)×豊田直子(木版画家・装画)

司会:里山社・清田麻衣子

場所:橙書店 (熊本市中央区練兵町54 松田ビル2階)

http://www.zakkacafe-orange.com

日時:3月29日(金)開場:18時30分 開演:19:00

定員:30名

参加費:1,500円(1ドリンク付)

お申込み方法:下記、いずれかの方法で、橙書店までお願いします。

Tel 096-355-1276
info@zakkacafe-orange.com


装丁:祖父江慎+ 根本匠(cozfish)
版画:豊田直子
本体価格1,900 円+ 税 四六判変形/上製本/176 頁+カラー ISBN :978-4-907497-08-8 C0095

 

じわじわと優しく身体に染み込んでくるという意味で、田尻さんの文章と、豊田さんの版画の魅力は似ていると感じることがあります。『アルテリ』では2度ほど表紙を飾っている木版画家の豊田直子さん。橙書店で併設するギャラリーではこれまでもたびたび豊田さんの個展を開催してきており、このたび、田尻さんたっての希望で、豊田さんに本書の装画をお願いさせていただくことになりました。

「水のような文章を書きたい」
本書のなかに登場する、田尻さんの言葉です。また本書では、白川や坪井川、水源や、有明海や不知火海、そして雨といった、熊本に近しい水の存在が印象的に登場しています。

海をモチーフにすることが多い豊田さんの作品と、田尻さんの文章のイメージを、本書の装丁家、祖父江慎さんは、「水に包まれているような本」というアイディアで表現しました。文字通り、水のなかに田尻さんの文章がたゆたうような、とても心地の良い本になりました。

『みぎわに立って』の出版を記念して、お二人の出会い、それぞれの作品についての感想や、作品を作るときの状況、楽しさ、また、橙書店のこの頃について、熊本という地についての思いなど、豊田さんの作品に囲まれながら、お二人のお話をじっくりうかがう機会になればと思います。

この対談の翌日、3月30日(土)から、橙書店では豊田直子さんの個展が開催されます。この日は、展示されている作品に、一足早くお目にかかれる、またとない機会です。豊田さんの作品に囲まれてお二人のお話を聴ける心地よい春の宵を、どうぞお楽しみください。

 

田尻久子(たじり・ひさこ)1969年熊本県生まれ。熊本県在住。橙書店・オレンジ店主。『アルテリ』責任編集者。会社勤めを経て、2001年喫茶店orangeを、2008年橙書店を開店。2016年、作家・渡辺京二の声がけにより、熊本発の文芸誌『アルテリ』を創刊。2017年第39回サントリー地域文化賞受賞。著書に『猫はしっぽでしゃべる』(ナナロク社)がある。

 

豊田直子(とよた・なおこ)1973年徳島県生まれ。武蔵野美術大学油絵科版画コース卒。orange/橙書店ほか、各地で個展を開催。2019年3月30日(日)〜4月21日(日)、橙書店にて個展開催予定。
https://www.naokotoyota.com