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お知らせ

【新刊】藤井聡子著『どこにでもあるどこかになる前に。〜富山見聞逡巡記〜』10月15日発送開始!

弊社ウェブサイトで昨年末まで連載していました、藤井聡子初の単行本『どこにでもあるどこかになる前に。〜富山見聞逡巡記〜』が、大幅に加筆・訂正を加え、ついに!10月15日から全国書店に発送開始します!!!

昨年末に連載が終わってから半年以上、加筆と推敲を繰り返し(まだ継続中)、ようやく10月に本になります! 連載をご覧になっていただいていた方も、そうでない方も、富山の方も富山以外の方も、新鮮に笑い、泣けて、しみじみできるエッセイになっていると思いますので、是非ご一読ください!

すべての地方都市同様、「懐かしさ」を失いつつある富山の地で、相変わらず抱える息苦しさ、そして滲み出る愛おしさを綴った、笑って泣ける〝第二の青春〟エッセイ。

中身は閉鎖的。なのに見た目はどんどん《どこにでもある》開かれた街になっていく地方都市、富山。08 年、アラサーで地元に戻り、逡巡する女性ライターの、アラフォーへと向かう第二の青春を彩ったのは、ここにしかない、魅力的な人だった。

四六判 224頁(予定) ISBN978-4-907497-09-5

定価1,900円+税

装丁はセプテンバーカウボーイさん。ウェブ連載時も掲載させていただいていた、http://frederic1no1tabi.net さんによる、かつての富山駅の写真が郷愁を誘い、それはそれは素敵な装丁に仕上げていただいております!!!(カバーをめくると、さらに素敵な仕掛けが・・・)

「『食堂街が無くなっても、大将と俺たち客さえいればいい。結局、店は人が作るもんじゃないけ?』。その言葉は島倉の横顔とともに、私の脳裏に刻まれている。私はもう、居場所の喪失を嘆くのではなく、自分たちで生み育てていくステージに来ているのだと思った。あとは、人さえいればなんとかなると、ハッタリかまして次に進む覚悟があるかどうかだ。」 (本書より)

〜目次〜

プロローグ 失われた「寂しい富山」

第1章 迷走上京物語

第2章 都落ち・独身・アラサー女の憂鬱

第3章 個として生きるシンボル、総曲輪(そうがわ)ビリヤード

第4章 「富山、めっちゃおもしーから」

第5章 開かれた異界としてのドライブイン、日本海食堂

第6章 新世代カルチャー産む西別院裏、長屋界隈

第7章 ワイルドサイドゆくブルースシンガー、W.C. カラス

第8章 拝啓、フォルツァ総曲輪様。

第9章 ここでしか会えない人

長めのエピローグ 曇り空の下で。

著者プロフィール●藤井聡子(ふじい・さとこ) 1979 年富山市生まれ。東京で雑誌編集者として勤務後、帰郷。ピストン藤井のペンネームで、富山ならではの個性の強い場所や人を探るライタ活動を開始。2013 年ミニコミ『文藝逡巡 別冊 郷土愛バカ一代!』を刊行。話題を集め、地元テレビやラジオへ活動を広げる。「まんまる」(北日本新聞社) で映画コラム連載中。

 

お問合せ先 里山社:清田麻衣子 kiyota@satoyamasha.com

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