『井田真木子著作撰集 第2集』(2015年3月14日刊行)

 

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四六版 ビニールカバー装
592頁+別丁付録16頁
定価3000円+税
ISBN 978-4-907497-02-6 C0095

装丁:川名潤(Prigraphics)

井田真木子の底力を知る傑作揃いの第2弾。
『小蓮の恋人』『ルポ十四歳』他貴重なインタビューも収録。

【収録作品】

■『小蓮の恋人』(92年 文藝春秋刊 講談社ノンフィクション賞受賞作品)

関川夏央氏をして「端倪すべからざる作家を発見した』と言わしめた、完成度の高い作品。最高傑作という呼び声も高い。「恋愛」という小さな窓口から入り、中国残留孤児2世の置かれた現状を軸に、日中の戦後史が現代に落としている陰が見えてくる。

 

■『十四歳 見失う親 消える子供たち』(98年 講談社刊)

援助交際という問題を、「子供版の遅れてきたバブル」と捉え、日本の戦後の躓きと、90年代の「団塊ジュニア世代」と呼ばれる中高生の間に漂う終末的空気が結びついていく。取材時女子高生だった主人公は、現在30代なかばから40歳前半で、団塊ジュニアの青春のダークサイドをテーマにしている本作は、上記世代に熱狂的支持を得ています。

 

■『詩集 街』(77年 無限刊)
21歳の井田真木子2作目の詩集。抄録。寄稿に田村隆一氏、会田綱雄氏。
■インタビュー「私は目」(リトルモア)/「世の中のキーワード崩すのがが私の仕事」(「ノンフィクションを書く!」)
井田真木子の特異な執筆スタイル、取材方法を語った貴重なインタビュー2本。
井田真木子はいかにしてノンフィクション作家となったのか。
また、どのように被写体の心の声を引き出したのか。
作家としての井田真木子の魅力と個性が鮮明になるインタビュー。ファン必読です!
■座談会「職業としてのノンフィクションライター」(「海燕」)
(井田真木子+野村進+武田徹+岩上安身)
井田真木子がノンフィクション論を展開する座談会。
ノンフィクション界の中でも特異な存在感が露わになる。
■エッセイ「平野啓一郎という人」ほか、本にまつわるエッセイ11篇
井田真木子の読書歴、本との付き合い方を綴るエッセイ
★付録
解説:酒井順子「井田真木子というジャンル」
対談:飯窪成幸+白幡光明 元井田真木子担当編集者対談(文藝春秋)