2016.8.20(土)佐藤真「阿賀に生きる」&「水俣 ビデオQ&A」上映会&池澤夏樹さん、旗野秀人さん、永野三智さんトーク開催決定! @西南学院大学

書籍『日常と不在を見つめて ードキュメンタリー映画作家・佐藤真の哲学』の刊行を記念して、各地で上映会を開催しています。九州・福岡での上映となる今回は、佐藤を映画の道に引きずり込んだ「水俣病」をテーマに、日常や人物の魅力と地続きのものとして「公害病」をとらえた佐藤の姿勢とその魅力を探ります。

 

【スケジュール】
13:00〜 上映(30分)
『水俣 ビデオQ&A』
監督、構成:佐藤真 1996年/30分/ビデオ作品/青林舎・シグロ

水俣東京展(1996年10月)の展示の一つとして企画・制作された。水俣病の公式発見から40年目を迎える節目に、それまでの水俣病についての映画を編集し、<水俣病の現在>について考える。誰もが疑問に思う「水俣病についての8つの質間」に、Q&A形式で回答。水俣病の悲劇を教訓として活かすには、豊かな生活そのものを問い直す必要がある。人間にとって本当の豊かさとは何なのかという問いを突きつける。

 

13:35〜 トーク①(60分)
「水俣と阿賀、運動と文化」
ゲスト:旗野秀人(『阿賀に生きる』発起人)×永野三智(水俣病センター相思社)
水俣の石牟礼道子や、筑豊の上野英信ら、九州の公害問題と文化活動のうねりに刺激を受け、地元・阿賀の現状を訴えたいと考えた旗野秀人。佐藤真を阿賀に引き入れた張本人である旗野に、当時の水俣への想いと、映画前、映画公開後、そして現在の阿賀の状況を聞く。さらに、水俣病センター相思社の永野三智の目に阿賀の状況はどう見えるのか、また現在の水俣病について語る。

 

15:00〜 上映(115分)
『阿賀に生きる』

監督:佐藤真 撮影:小林茂 1992年/115分/16mm/阿賀に生きる製作委員会
新潟水俣病の舞台ともなった阿賀野川流域に暮らす老人たちを、三年間その地に移り住んで撮影。社会的なテーマを根底に据えながらも、その枠にとどまらず、そこからはみ出す日常と捉えることで、人間の命の賛歌をまるごとフィルムに感光させた傑作。

 

17:00〜 トーク②(60分)
「『阿賀に生きる』をいま、どう見るか」
ゲスト:池澤夏樹

石牟礼道子作品に魅せられ、科学により自然を破壊することの恐ろしさを文学の方面から追求し続けている作家、池澤夏樹。この「病気を告発する」というわけではない『阿賀に生きる』という作品を、池澤はどう見たか。また、現在この映画を観ることの意味について考える。

「水俣病という近代的犯罪がもたらした被害の実相とそれへの闘いの思いを伝えるには、水俣病ゆえに深く刻まざるえなくなった強く限りない怒りと、重く癒しようのない悲しみや嘆きと、それを吹きとばす様にして生き続ける豪気な笑いであろう。人間誰しもが持つ喜怒哀楽ゆえに、誰の魂をも揺さぶられるはずである。要は、怒りだったら怒りを、悲しみだったら悲しみを、笑いだったら笑いを、いかに深く魂を揺さぶるようにしてとらえ伝えることができるの か。記録映画で伝えるメッセージの力の根源はこの一点にあるように思う」
(佐藤真『日常と不在を見つめて ドキュメンタリー映画作家 佐藤真の哲学』より)

 

会場アクセス
場所;西南学院大学2号館203教室(マルチメディア教室)福岡市早良区西新6−2−92

※会場でも書籍を販売いたします。

定員:200名 入場料:1000円(学生無料)
ご予約・お問合わせ doctheatre2016@gmail.com

主催:「佐藤真の映画を観る会」、「西南学院大ことばの力養成講座」、里山社

 

7/16(土)『阿賀に生きる』上映会&加藤典洋さんトーク@西荻「ビリヤード山崎」

情報がギリギリになってしまい申し訳ありません!
次回『日常と不在を見つめて』刊行記念
『阿賀に生きる』上映会&加藤典洋さんトーク@西荻「ビリヤード山崎」
開催します!

加藤さんは今年5月の水俣フォーラムでも「阿賀に生きる」について
言及されていました。お話し今から楽しみです!

日時:2016年7月16日(土)
開場:15時30分
上映:16時〜18時予定
トーク:18時10分~19時 (上映後トーク)
会場:ビリヤード山崎
東京都杉並区西荻北3―19-6
料金:1500円
定員:50名

出演者/加藤典洋 文芸評論家。
著書に『戦後入門』(ちくま新書)、『テクストから遠く離れて』(講談社)、『日本の無思想』(平凡社ライブラリー)、『敗戦後論』(ちくま学芸文庫)、『言語表現法講義』(岩波書店)、『戦後入門』(ちくま新書)、『村上春樹は、むずかしい』(岩波新書)ほか多数。
お申し込みは下記のフォームからお願いします。
http://nishiogi-bookmark.org

5/28〜6/3 京都・立誠シネマにて「佐藤真の不在を見つめて」上映会開催!

続々と上映会続いていますが、次は京都・立誠シネマさんです!
『日常と不在を見つめて』の中に登場する旗野秀人さん、八角聡仁さん、村川拓也さんもトークに参加!
そして、長く佐藤作品を観てこられた北小路隆志さんも!
佐藤真が京都造形芸術大学で教鞭をとった日々は遠くなりましたが、
着々と京都にその根を張っていることを感じる上映会になるのではないかと思います。
ぜひお越しください!

2016年5月28日(土)〜6月3日(金)
@京都・立誠シネマ
『日常と不在を見つめて ドキュメンタリー映画作家 佐藤真の哲学』刊行記念特集上映
 「佐藤真の不在を見つめて」

【当日1プロ】一般:1300円/学生・シニア:1200円/立誠シネマ会員:1000円 
【割引】当日に限り2プログラム目は200円割引

http://risseicinema.com/movies/16039

5月28日(土)
10:30~12:25 『阿賀に生きる』(115分)
13:00~13:55 『阿賀の記憶』(55分)
トーク 旗野秀人さん、里山社・清田

5月29日(日)
11:00~12:35 『おてんとうさまがほしい』(47分)+『星の文人 野尻抱影』(48分)
13:00~14:00 『花子』(60分)
トーク 村川拓也さん、今野裕一郎さん、里山社・清田
14:10〜15:10(予定) *参加無料

5月30日(月)
10:30~12:03 『まひるのほし』(93分)
12:30~13:52 『テレビに挑戦した男 牛山純一』(82分)

5月31日(火)
10:30~11:23 『SELF AND OTHERS』(53分)
11:50~14:07 『エドワード・サイード OUT OF PLACE』(137分)

6月1日(水)
11:00~12:00 『花子』(60分)
12:20~13:53 『まひるのほし』(93分)

6月2日(木)

10:30~12:47 『エドワード・サイード OUT OF PLACE』(137分)
13:10~14:03 『SELF AND OTHERS』(53分)

6月3日(金)
10:30~12:25 『阿賀に生きる』(115分)
13:00~13:55 『阿賀の記憶』(55分)
トーク 北小路隆志さん、八角聡仁さん@立誠シネマ
14:10〜15:10(予定) *参加無料

◉ゲスト
旗野秀人(『阿賀に生きる』製作発起人)
1950年新潟県安田町生まれ。家業の大工を継ぎながら、新潟水俣病の未認定患者の運動に奔走する。『阿賀に生きる』が作られたのも旗野さんの力によるところが大きい。監督の佐藤真が最初に新潟を訪れた時、阿賀野川を舞台とした記録映画を作ってほしいとたきつけ、その決心をさせたのも、他ならぬ旗野さんである。制作時には、住民とスタッフの橋渡し役を担った。完成後、「阿賀に生きる」をもって全国を飛び回る。水俣病は文化運動であるべきと、「冥途のみやげツアー」と題した上映会や講演会を開催。さらに患者の会のメンバーのCD製作、絵本作り、アメリカ人舟大工との阿賀の川舟復活計画など、阿賀に生きた人たちの生きざまと誇りを伝えるべく活動を続けている。

村川拓也(演出家、映像作家)
1982 年生まれ。京都造形芸術大学にて佐藤真監督から指導を受ける。2009 年まで、地点に演出助手として所属。独立後は演出家として活動を開始し、ドキュメンタリーやフィールドワークの手法を用いた作品を様々な分野で発表している。2015年、佐藤真監督をテーマに舞台「エヴェレットゴーストラインズ」を演出。「日常と不在を見つめて ドキュメンタリー映画作家 佐藤真の哲学」(里山社)では、ルポ「不在」に留まり、世界を見る。『Evellet Ghost Lines_Version.B 顔』「佐藤真の不在」を上演するということ」を寄稿。

今野裕一郎(映画監督、演出家)
1981年生まれ。演劇ユニット・バストリオ主宰。横浜国立大学経済学部を中退後、京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科卒業。 学生時代にドキュメンタリー映画監督の佐藤真氏に師事。在学中よりドキュメンタリー映画の制作を行う。 最新作では「出産」をテーマに家族が増える喜びを描いたドキュメンタリー映画『3人、』がある。劇映画 の監督としても活躍し、2014年には、2011年の東京を舞台にした群像劇で、初の劇場公開長編映画 となる 「Hello supernova」が完成した。演劇界においては宮沢章夫氏に師事し、遊園地再生事業団のいくつかの 作品に映像として参加。演劇ユニットバストリオを 2010年に立ち上げ、以降精力的に演劇作品を発表してきた。2016年、舞台「SELF AND OTHERS」を演出。

八角聡仁(批評家、近畿大学文芸学部教授)
1963年生まれ。批評家。文学、映画、写真、演劇、ダンスなどの分野で幅広く執筆活動を行う。2001~2007年、京都造形芸術大学教員として佐藤真監督と共にドキュメンタリー映画の特集上映会を企画。「日常と不在を見つめて ドキュメンタリー映画作家 佐藤真の哲学」(里山社)では、「The Other Voice 佐藤真の記憶に」を寄稿。

北小路隆志(映画批評家、京都造形芸術大学映画学科准教授)
1962年京都生まれ。映画批評家。著書に『王家衛的恋愛』(INFASパブリケーションズ)、共著に『映画の政治学』 (青弓社)、『ひきずる映画』(フィルムアート社)、共編著に『〈社会派シネマ〉の戦い方』(フィルムアート社)などがある。新聞、雑誌、劇場用パンフレット等で映画評を中心に執筆。「キネマ旬報 2007年11月上旬号」において「追悼 佐藤真」を寄稿。

清田麻衣子(里山社代表 「日常と不在を見つめて ドキュメンタリー映画作家 佐藤真の哲学」編集)
佐藤真監督作品『まひるのほし』を題材に論文を執筆。大学卒業後、出版社勤務を経て独立。2013年に一人出版社・里山社を設立する。2013年11月、田代一倫写真集『はまゆりの頃に 三陸、福島 2011〜2013年』、2014年7月『井田真木子著作撰集』、2015年3月『井田真木子著作撰集 第2集』、2016年3月、「日常と不在を見つめて ドキュメンタリー映画作家 佐藤真の哲学」を刊行。フリーランスの編集者として「文藝別冊 田原総一朗」なども手がける。

2016年4月29日(金・祝)~5月3日(火・祝)神戸映画資料館にて特集上映「佐藤真の不在を見つめて」開催!

「佐藤真の不在を見つめて」特集上映、次は、神戸です!
神戸映画資料館にて、
4月29日〜5月3日のGWに開催します!
プログラムも東京と同じく映画全作品その他上映しますので、
関西在住の皆様、ぜひお運びください!
初日と3日目にはトークもあります!

生前、佐藤真監督と親しかった映画評論家の山根貞夫さん、編集の秦さん、書籍編集の清田が登壇します。

GW、ゆっくりと考える時間がとれるこの機会に、
ふるってお越しください。
4月29日
13:00 「阿賀に生きる」
15:15  トーク:山根貞男
16:30 「SELF AND OTHERS」
17:30  座談会:山根貞男、秦岳志、清田麻衣子

4月30日
13:00 「まひるのほし」
14:50 「花子」
16:10 「おてんとうさまがほしい」+「星の文人 野尻抱影」
18:05 「テレビに挑戦した男 牛山純一」

5月1日
13:00 「阿賀の記憶」
14:15 「エドワード・サイード OUT OF PLACE」
16:50  カフェトーク

5月2日
13:30 「まひるのほし」
15:20 「花子」
16:40 「エドワード・サイード OUT OF PLACE」

5月3日
13:30 「SELF AND OTHERS」
14:40 「阿賀に生きる」
16:55 「阿賀の記憶」
イベント
4月29日(金・祝) 参加無料(要当日の映画チケット半券)
15:15~ トーク:山根貞男(映画評論家)
17:30~ 座談会:山根貞男、秦岳志(映画編集)、清田麻衣子(書籍編集)
司会:吉野大地(ラジオ関西「シネマキネマ」ディレクター)
5月1日(日)16:50〜 カフェトーク(ドリンクをご注文ください)
会期中盤、全プログラムの1回目の上映が一周するこの日、観客/作り手/関係者等の垣根を越えて佐藤真作品について語り合いましょう。
モデレーター:秦岳志 出席予定:木村光、和田泰典、家久智宏ほか
──────────────────
*ご予約受付中
info@kobe-eiga.net まで、イベント名、日時、参加者様のお名前・ご連絡先(メールアドレスまたはお電話番号)をお知らせください。

http://kobe-eiga.net/program/

4/24(日)18時〜 青山ブックセンターにて、『日常と不在を見つめて ドキュメンタリー映画作家 佐藤真の哲学』刊行記念 平田オリザさんトークショー開催します。

4月24日(日)18時〜、青山ブックセンター本店にて、「日常と不在を見つめて ドキュメンタリー映画作家 佐藤真の哲学」(里山社)と「下り坂をそろそろと下る」(講談社現代新書)の刊行を記念して、平田オリザさんのトークイベントを開催いたします。
『日常と不在を見つめて』では「いちばん遠いリアル」というタイトルで今回平田オリザさんにはご寄稿いただいておりますが、佐藤真と平田さんの関わり、そして、佐藤真が「リアル」を捉えようとしていた時代と、現在の「リアル」とは違いがあるのか、など、佐藤真をまた違った角度から見てみる機会であり、そして佐藤真の捉えどころのない「核」に触れるようなお話、お聴きできるのではないかと思います。ぜひふるってご参加ください!
4/16まで青山ブックセンターは改装休業中ですが、オンラインで予約受付中です!

アテネ・フランセ文化センターでのイベントは終了しましたが、今年はまだまだイベントが続きます!

http://www.aoyamabc.jp/event/orizahirata-talkevent/

単行本刊行記念特集上映会 「佐藤真の不在を見つめて」3/24,25,26開催決定!

日時:2016年3月24日(木)、25(金)、26日(土)
会場:アテネ・フランセ文化センター

90~00年代、《日常》と《不在》にこだわり、潜む闇をじっくりとあぶり出したドキュメンタリー映画作家、佐藤真。公害問題と日常、「障害」とは、アートとは何か、グローバリゼーションに抗うこと、そして映像のもつ根源的な力とはーー。不穏な時代のうねりを前に「世の中を批判的に見る目を持て」と、佐藤は映像と文章で、私たちの眠った感覚を刺激しました。

佐藤が世を去って9年。書籍『日常と不在を見つめて ードキュメンタリー映画作家・佐藤真の哲学』の刊行を記念して、佐藤の教え子と仲間たちが特集上映を企画しました。本上映会は、大きく変化を遂げた「佐藤真不在」の現在、佐藤作品の上映と多彩なゲストのトークで、あらゆる角度から「今」を「批判的に」見つめ、私たちの確かな「未来」への足場を探ろうとするものです。

 

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「故郷を奪われたパレスチナ難民も、様々なディアスポラ体験の末にイスラエルに辿りついたユダヤ人も、境界線上に生きていることには変わりがない。
その不安定で揺れ続けるアイデンティティを大らかに受けとめようとする人々を通してなら、そこにサイードが終生希望を託そうとした未来が見えると思った。
「OUT OF PLACE」であることは、あらゆる呪縛と制度を乗り越える未来への指針なのかもしれない。」
(————佐藤真「OUT OF PLACE」パンフレットより)

 

■佐藤真 プロフィール■

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    1957年、青森県生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。大学在学中より水俣病被害者の支援活動に関わる。1981年、『無辜なる海』(監督:香取直孝)助監督として参加。1989年から新潟県阿賀野川流域の民家に住みこみながら撮影を始め、1992年、『阿賀に生きる』を完成。ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭銀賞など、国内外で高い評価を受ける。以降、映画監督として数々の作品を発表。他に映画やテレビ作品の編集・構成、映画論の執筆など多方面に活躍。京都造形芸術大学教授、映画美学校主任講師として後進の指導にも尽力。2007年9月4日逝去。享年49。

 

■上映スケジュール■ ※ゲストは変更になる可能性がございます。
3月24日(木)

13:00 『阿賀に生きる』(115分)
上映後トーク  旗野秀人×舩橋淳

16:40 『まひるのほし』(93分)

18:45 『花子』(60分)
上映後トーク 椹木野衣 ※『まひるのほし』半券をお持ちの方もトーク無料でご覧頂けます

 

3月25日(金)
13:00 『星の文人 野尻抱影』(48分)+『おてんとうさまがほしい』(47分)
上映後トーク 秦岳志×山本草介

15:40 『テレビに挑戦した男 牛山純一』(82分)
上映後トーク 森達也×代島治彦×畠山容平

18:40 『SELF AND OTHERS』(53分)
上映後トーク 保坂和志

3月26日(土)
12:30 『阿賀に生きる』(115分)

15:00 『阿賀の記憶』(55分)
上映後トーク 森まゆみ×小林茂 ※『阿賀に生きる』3/26半券お持ちの方もトーク無料でご覧頂けます。

17:30 『エドワード・サイード OUT OF PLACE』(137分)
シンポジウム 諏訪敦彦×深田晃司×想田和弘

 

■チケット情報■
豪華特典・書籍割引券つき前売り券発売中!
前売特典:『阿賀に生きる』35mmカットフィルムプレゼント!

前売り1回券1,300円
前売り3回券3,500円 (書籍『日常と不在を見つめて』500円割引券つき)
前売り6回券6,500円 (書籍『日常と不在を見つめて』1,000円割引券つき)
パス券10,000円 (書籍『日常と不在を見つめて』15,00円割引券つき)
当日券:一般1500円/学生、アテネ・フランセ文化センター会員800円/トークのみ500円/3回券3500円、6回券6500円/パス券(書籍割引つき)10,000円
※書籍割引券は上映期間中、会場販売でのご利用に限り有効です。
前売り券はご予約を受け付けます。必要枚数、お名前、電話番号をお知らせください。
E-mail:doctheatre2016@gmail.com / TEL 03-5343-3101(シグロ内『佐藤真の映画を観る会』)

 

■上映作品&トーク詳細■
24日(木)
上映13時00分〜
『阿賀に生きる』監督:佐藤真 撮影:小林茂
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1992年/115分/16mm/阿賀に生きる製作委員会

新潟水俣病の舞台ともなった阿賀野川流域に暮らす人々を、三年間撮影。社会的なテーマを根底に据えながらも、そこからはみ出す人間の命の賛歌をまるごとフィルムに感光させた傑作。

 

トーク(『阿賀に生きる』上映終了後
「阿賀と原発。公害を撮るということ」(仮)
ゲスト:旗野秀人(「阿賀に生きるファンクラブ」事務局)×舩橋淳(映画監督)
「公害」を前に、映画はどのような表現が可能なのか。原発の問題に直面した現在、佐藤が模索した「日常を描く」というスタンスはどのように変化するのか、しないのか。『阿賀に生きる』で「老人の日常を撮れば映画になる」と佐藤に火をつけた旗野氏と、『フタバから遠く離れて 第一部、第二部』(2011、2014)で原発問題に果敢に取り組んだ舩橋氏が「阿賀」と「原発」の問題を映画の側面から語る。

 

上映16時40分〜
『まひるのほし』
監督:佐藤真  撮影監督:田島征三 撮影:大津幸四郎

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1998年/93分/カラー/35ミリ(16ミリ)/「まひるのほし」製作委員会

登場するのは7人のアーティストたち。彼らは知的障害者と呼ばれる人たちである。創作に取り組む彼らの活動を通し、芸術表現の根底に迫る。

 

上映18時45分〜
『花子』
(監督:佐藤真 撮影:大津幸四郎)

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2001年/60分/35ミリ/シグロ
写真(C)川内倫子

京都に暮らす花子は知的障害者のためのデイセンターに通う一方、夕食後、畳をキャンパスに食べ物を並べ、母はその「たべものアート」を写真に撮る。花子と彼女をとりまく家族の物語。

 

 

 

トーク(『花子』上映終了後)
「アウトサイダーアートと佐藤真」(仮)
ゲスト:椹木野衣(美術評論家)、聞き手:清田麻衣子(里山社

「あらゆる芸術家は不幸」であり「やむにやまれぬ何か」が芸術家を突き動かすと考えた佐藤真。そして佐藤と同じく「すべての芸術家はアウトサイダーである」と語る椹木氏は佐藤真作品をどう見るのか、また現在のアウトサイダーアートを取り巻く状況を語ります。

 

25日(金)
上映13時00分〜
『星の文人 野尻抱影』
 演出:佐藤真 撮影:柳田義和
2002年/48分/ビデオ/紀伊國屋書店学問と情熱シリーズ
星の文人、あるいは天文文筆家として知られる野尻抱影。特殊撮影で捉えた星空の映像とともに、星空の魅力を語ることに生涯をかけた類希なる文人を浮き彫りにしていく。

『おてんとうさまがほしい』 撮影・照明:渡辺生 構成・編集:佐藤真
1994年/47分/16ミリ/おてんとうさまがほしい制作委員会
映画作家、渡辺生がアルツハイマーを患う妻にカメラを向け、自分と病の妻と向き合った日々を記録した。編集の佐藤真は白とびしたフィルムを使い、溢れる妻への思いを表現する。

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トーク(『おてんとうさまがほしい』上映終了後)
「編集マンとしての佐藤真」(仮)
ゲスト:秦岳志(映画編集)×山本草介(映画監督)

佐藤とともに編集を手掛けた秦氏は『おてんとうさまがほしい』はその佐藤の才能が如何なく発揮された作品だと言います。また『星の文人』の助監督を務めた山本氏が師匠と仰ぎ見た佐藤真の編集の凄さとは。そしてその後、二人の作品制作に及ぼした影響とは。

写真(C)1994 おてんとうさまがほしい制作委員会

 

上映15時40分〜
『テレビに挑戦した男 牛山純一』
 企画:佐藤真 監督:畠山容平
2011年/82分/DVCAM/NPO法人映画美学校 牛山純一研究委員会
2001年、映画美学校で佐藤真が始めた「牛山純一研究」のゼミ生が佐藤の遺志を引き継ぐ。2400本近いTVドキュメンタリーを制作した名プロデューサー・牛山純一の生涯とその仕事に迫る。

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トーク(『テレビに挑戦した男 牛山純一」上映終了後)
「佐藤真が挑戦したテレビドキュメンタリーの現在」(仮)
ゲスト:森達也(映画監督・作家)×代島治彦(映画監督・プロデューサー)×畠山容平(映画監督)

写真提供:日本映像記録センター

 

佐藤真が長年あたためた企画だった牛山純一のドキュメンタリー。しかし制作過程で佐藤が感じた牛山への想いと、佐藤自身が直面したテレビの壁により生前は完成できず、教え子だった畠山容平が引き継ぐこととなった。テレビドキュメンタリーの世界のあらゆる難しさを体験してきた森達也氏と、佐藤のNHKで放映された「写真で読む東京」をプロデュースした代島治彦氏、そして畠山氏の3者が語るテレビドキュメンタリーへの想い、さらにドキュメンタリーの本質とは。

 

上映18時40分〜
『SELF AND OTHERS』 
監督:佐藤真 撮影:田村正毅

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2000年/53分/カラー/16ミリ/ユーロスペース
写真(C)牛腸茂雄
1983年、3冊の作品集を残し35歳で夭逝した写真家、牛腸茂雄。残された草稿や手紙と写真、肉声をコラージュし、写真家の評伝でも作家論でもない、新しい映像のイメージを提示する。

 

トーク(『SELF AND OTHERS』上映終了後)
「写真と映像と小説・日常を描く方法」(仮)
ゲスト:保坂和志(小説家)、聞き手:山本草介(映画監督)

写真から映像の起源を探ろうとした佐藤真は、写真家は、「日常の闇」を見通しているのではないかということを模索しました。映画への造詣も深く、映画的な描写でも知られる保坂氏は、佐藤作品をどのように見たのか。そして現在の東京で描く「日常」とはどのようなものなのか。

 

 

26日(土)
上映12時30分〜
『阿賀に生きる』

上映15時00分〜
『阿賀の記憶』
 監督:佐藤真 撮影:小林茂
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2004年/55分/16ミリ/カサマフィルム

『阿賀に生きる』から10年。かつて映画に登場した人々や土地に再びカメラを向ける。人々と土地をめぐる記憶と痕跡に向き合い、過去と現在を繊細かつ大胆に見つめた詩的作品。

 

トーク(『阿賀の記憶」上映終了後)
「『阿賀』2作と、いま、地方を撮ることについて」(仮)
ゲスト:森まゆみ(文筆家)×小林茂(映画監督・阿賀2作カメラマン)

佐藤真が撮った『阿賀』2作の時代からさらに10年以上の歳月が流れた2016年。佐藤とは若い頃からの付き合いであり、かつ日本の「地方」や「地域」に根ざして考えることを続けてきた二人が、震災を経て変化した地方の状況と、近作『風の波紋』で新潟を再び撮影した小林氏が感じたことなどを語る。

 

上映17時30分〜
『エドワード・サイード OUT OF PLACE』  
監督:佐藤真 撮影:大津幸四郎

boys-wall2005年/137分/35ミリ/シグロ

2003年、パレスチナ出身の世界的知識人、エドワード・サイードが亡くなった。イスラエル・アラブ双方の知識人たちの証言を道標に、サイードの遺志と記憶を辿る。

 

 

 

シンポジウム(『OUT OF PLACE』上映終了後)
「佐藤真の不在と2016年」(仮)
ゲスト:諏訪敦彦(映画監督)×深田晃司(映画監督)×想田和弘(映画作家) 司会:加瀬澤充(映画監督)

日常と不在を撮ろうとした佐藤真は何に格闘し、何を描こうとしていたのか。また、長い構想期間がありながら結果撮れなかった「トウキョウ」など、その構想は現在から見るとどのようなものだったのか。佐藤真が描きえなかった2016年、ドキュメンタリー映画で日常を撮るということとは。

 

主催:佐藤真の映画を観る会
協力:アテネ・フランセ文化センター、株式会社シグロ
当日券:一般1500円/学生、アテネ・フランセ文化センター会員800円/トークのみ500円/3回券3500円、6回券6500円/パス券(書籍割引つき)10,000円)
※各回入替制 ※全席自由 ※席に限りがございますので、満席となった場合、入場をお断りすることがあります。
《会場》アテネ・フランセ文化センター
JR御茶ノ水/水道橋駅より徒歩7分 Tel 03-3291-4339 (13:00-20:00)
住所 東京都神田駿河台2-11
アテネ・フランセ4F

《お問い合わせ》佐藤真の映画を観る会
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TEL: 03-5343-3101(シグロ内) MAIL:doctheatre2016@gmail.com

3/15発売!『日常と不在を見つめてードキュメンタリー映画作家・佐藤真の哲学』

90~00年代、《日常》と《不在》にこだわり、潜む闇をじっくりとあぶり出したドキュメンタリー映画作家、佐藤真。公害問題と日常、障害とは、アートとは何か、グローバリゼーションに抗うこと、そして映像のもつ根源的な力とはーー。不穏な時代のうねりを前に「世の中を批判的に見る目を持て」と映像と文章で私たちの眠った感覚を刺激しました。

佐藤が世を去って9年。その仕事に着目した一冊の書籍が誕生します。影響を受けた人からともに歩んできた人まで、佐藤真に惹きつけられた32人の書き下ろし原稿とインタビュー、そして佐藤真の単行本未収録原稿を含む傑作選を収録。映像作家であり、90年代後半の類稀な思想家とも言うべき佐藤真の哲学を掘り下げ、今を「批判的に」見つめ、私たちの確かな未来への足場を探ります。

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四六版 並製本 カバー帯あり
368頁(カラー16頁含)
定価3,500円(税別)
ISBN 978-4-907497-03-3

装丁:川名潤(Prigraphics)

※本体カバーは、映画美学校ドキュメンタリー・ワークショップ(1999.3~1999.8)で佐藤真が配布した手書きの資料。ドキュメンタリーをめぐる思考を制作の流れにそってまとめたもの。 (資料提供:飯岡幸子)

▪️佐藤真プロフィール▪️

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    1957年、青森県生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。大学在学中より水俣病被害者の支援活動に関わる。1981年、『無辜なる海』(監督:香取直孝)助監督として参加。1989年から新潟県阿賀野川流域の民家に住みこみながら撮影を始め、1992年、『阿賀に生きる』を完成。ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭銀賞など、国内外で高い評価を受ける。以降、映画監督として数々の作品を発表。他に映画やテレビ作品の編集・構成、映画論の執筆など多方面に活躍。京都造形芸術大学教授、映画美学校主任講師として後進の指導にも尽力。2007年9月4日逝去。享年49。

 

【目次】
※内容は変更になる場合がございます。
※未発表原稿を含む佐藤真の原稿やインタビューと寄稿で構成

●巻頭写真 阿賀 (撮影・笹岡啓子)

第1章 阿賀と日常
赤坂憲雄(民俗学)、平田オリザ(演出家)、想田和弘(映画作家)、森まゆみ(文筆家)、佐藤丹路(妻)、小林茂(映画監督)●佐藤真と盟友・小林茂の往復書簡 ※佐藤真の手紙を初収録 ●座談会 旗野秀人(『阿賀に生きる』発起人)×香取直孝(映画監督)×小林茂×山上徹二郎(シグロ代表)

第2章 生活を撮る
松江哲明(映画監督)、森達也(映画監督・作家)、原一男(映画監督)、佐藤澪(長女)、佐藤萌(次女)

第3章 芸術
椹木野衣(美術評論家)、秦岳志(映画編集)

第4章 写真と東京
飯沢耕太郎(写真評論家)、笹岡啓子(写真家)、諏訪敦彦(映画監督)●グラビア 佐藤真1990’s トウキョウ・スケッチ ※佐藤真の東京スナップが蘇る! 構成・解説:飯沢耕太郎

第5章 不在とサイード
四方田犬彦(批評家)、大倉宏(美術評論家)、八角聡仁(批評家)、ジャン・ユンカーマン(映画監督)●インタビュー 阿部マーク・ノーネス(映画研究)

第6章 ドキュメンタリー考
港千尋(写真家、映像人類学者)●企画書「ドキュメンタリー映画の哲学」

第7章 佐藤真の不在
林海象(映画監督)⚫︎論考「佐藤真をめぐる8章」萩野亮(映画批評)●インタビュー 小林三四郎(佐藤真いとこ、配給会社・太秦代表取締役社長)⚫︎教え子座談会 石田優子(映画監督)×奥谷洋一郎(映画監督)×山本草介(映画監督)●ルポ「佐藤真のその先へ−—−—「佐藤真の不在」を上演するということ」村川拓也『Evellet Ghost Lines』
●佐藤真年表 ●作品リスト

 

特集上映決定!「佐藤真の不在を見つめて」場所:アテネフランセ・文化センター
期間:2016年3月24日(木)、25日(金)、26日(土)

この本の刊行に際し、佐藤真の教え子と仲間たちが有志で集い上映会を企画しました。佐藤作品の上映とトークで現在を見つめます。佐藤作品を未見の方も、既に見られている方も、改めて佐藤作品を見るまたとない機会です。奮っておいでください。

掲載誌情報 5/1発売「週刊読書人」関川夏央×酒井順子対談『井田真木子著作撰集』1&2刊行記念

3月12日に、東京堂書店で開催された関川夏央さん、酒井順子さんの対談
「井田真木子というジャンル」が、5月1日発売の「週刊読書人」紙面に掲載されています。

80年代論、ノンフィクションというジャンルの考え方、「私性」の扱い方、
作家の人生と書き物の危険な相関関係についてなど。
文学と文学者の生き方についてを深く考察した名対談!

文学とは、芸術とは、というものの本質を考える、
たいへん面白い内容なので、本書を読んだことのない方も、ぜひご覧ください。

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4/2(木)19時〜『井田真木子著作撰集 第2集』刊行記念対談 第2弾 上原善広さん×渡辺一史さん 場所:紀伊國屋書店新宿本店8階イベントスペース

刊行記念対談第2弾です!

第1集刊行にあたり、
「井田真木子とは、自らの身を削るようにして書き続け、そして倒れた狂気のノンフィクション作家である。この著作選集は、彼女の魅力をあますことなく収められている」と推薦コメントを寄せていただいたノンフィクション作家の上原善広氏、そして
「『井田以前、井田以後』という言葉を使いたくなるほど心酔し、今もその影響下にある」と書いていただいた同じくノンフィクション作家の渡辺一史氏。
 現在、ノンフィクション作家として、社会の辺境と言われる人や場所に惹かれながら、最前線で挑むようなお仕事をされている、どこか井田真木子とも通じるような姿勢で執筆活動をされているお二人に、「井田真木子とノンフィクションの現在」についてお話いただく対談イベントを開催致します。

 会場では、お二人のこれまでのご著書も販売致します。どうぞふるってご参加ください。

上原善広 1973年大阪府生まれ。2010年、日本各地の被差別部落を訪ねた『日本の路地を旅する』(文藝春秋)で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。著書に『被差別の食卓』『私家版 差別語事典』『異形の日本人』『聖路加病院訪問看護科 11人のナースたち』『異貌の人びと』『路地の教室』『差別と教育と私』『異邦人 世界の辺境を旅する』『韓国の路地を旅する』『石の巨塔 発見と捏造、考古学に魅せられた男たち』など。

渡辺一史 1968年名古屋市で生まれ、大阪府豊中市で育つ。北海道大学文学部を中退後、北海道を拠点に活動するフリーライターとなる。2003年、重度身体障害者とボランティアの交流を描いた『こんな夜更けにバナナかよ』(文春文庫)を刊行し、講談社ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2011年刊の『北の無人駅から』(北海道新聞社)でサントリー学芸賞、地方出版文化功労賞などを受賞。札幌市在住。

 
○日時:2015年4月2日(木) 19:00~ (開場18:45)

○場所:紀伊國屋書店新宿本店 8階イベントスペース 

○定員:45名 ※定員に達し次第、受付を終了させていただきます。

○参加方法:3月10日(火)10:00より、2階レジカウンターにて「井田真木子著作撰集」第1集(発売中 税込3240円)または第2集(3/10朝までに入荷予定 税込3240円)をお買い上げの方先着45名様に参加整理券を配布いたします。
電話予約: 整理券に残部がある場合に限り、3月11日(水)10:00よりお電話でのご予約も承ります。
予め2階カウンターで本と整理券をお求めの上、会場へお越しください。
2階直通 03-3354-5702

紀伊國屋書店ホームページ

東京堂書店 関川夏央さん×酒井順子さん対談「井田真木子著作撰集第2集」無事終わりました。

3月12日(木)の東京堂書店さんでの対談トークショーにお越しいただいた方々、
誠にありがとうございました。

東京堂書店さんには、心のこもったフェアまで開催いただきました。
文芸担当清都さんの素晴らしいフェア台!

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第1集と同様、第2集も中身は折り紙付きなのですが、
二度目ということで、
なかなか足を運んでいただけないのでは、と当日まで不安でいっぱいでしたが、
多くの方に来ていただき、まずそのことが有難く、本当に感謝、感謝です。

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関川さんと酒井さんには、終始おぼつかない司会(清田)をあたたかく
リードしていただき、ほんとうにありがたかったです。

そしてお二人の対談は、私自身新鮮な驚きに満ちた内容で、
率直に、たいへん面白かったです。

今回発売する第2集に収録しているインタビューは、
井田真木子自身の言葉で自作や自分自身の創作行為について語っているもので、
これはこれで、たいへん興味深く、面白い内容です。

しかし、事実を自分の中で組み立てて「物語を作ってしまう」井田真木子が語る
内容だけに、作品を読み込みつつ、さらに井田真木子本人の言葉を再度、
検証し直していただいたような昨日の対談は、
井田真木子とその作品を考えるうえで、とても重要なものでした。

80年代のバブル時代に雑誌記者として記事を乱発したことが、
反動のように、その後、丹念な取材と情報収集に基づいた
長編作品の執筆に向かわせて行ったのではないか、
また、80年代という時代は何だったのか、という検証を、自虐的になるのではなく、
自分がやらなくてはならないという使命感にも似たようなものを持っていた、
という関川さんの鋭いご指摘。

そして、酒井さんがおっしゃっていた、
井田真木子が知りたかったのはどこまでも自分自身だったということ。
また、井田作品はすべて青春期から未来を見据えて終わっているものの、
それは井田真木子自身の問いかけがその時点でまだ若いものだったからだろう、
というご指摘も、ハッとしました。

これは帰りの電車で考えたのですが、
井田真木子は、自分がなぜこんなに苦しいのか、ということを、
他人を通して知ろうとしたのではないか、という気がしました。
それだけに「私」を終えた先に人生が続いたなら、
井田さんが何を書いたのか、とても見てみたかったです。

まだまだたくさんの発見がありますが、
落ち着いてじっくり考えたいと思います。

ともかくとても貴重な一夜でした。
お集りいただいた方々、そして、関川さん酒井さん、東京堂書店のみなさま、
本当にありがとうございました。

フェアは3月いっぱいも開催致します!
井田真木子が読んだ「私の本」独特なチョイスがかなり面白いです。
また、関川さん、酒井さんのご著書も併設させていただいております。

是非、お越しください!